ストーリーオブマイライフ。君と僕。

ストーリーオブマイライフの両バージョンを1回ずつ観劇しました。

記録として、感想というよりは単純にこの話に対する自分の考えを残してみます。

そう思う人もいるんだな、くらいでお願いします!

 

 

This is it

この曲に書かれてることがこの物語のすべてで、

言いたいことが全部詰まってる。

知ってることを書く。

ストーリーは君の周りに全部ある。

はまらないピースもある。

でもすべて必要なこと。

君と僕、それだけだ。

これは終わりじゃない。

物語は絶え間なく続いていく。

自分次第。

僕(アルヴィン)のストーリーじゃない。

でもアルヴィンのストーリーを話すことでトーマスのストーリーになる。

 

この物語に出てくるアルヴィンはトーマスの作り出した存在だと思っています。

でもこの曲を聴くと100%そうとも言えなくて、

アルヴィンがトーマスの背中を押している曲に聞こえて泣けてきました。

トーマスの物語は続いていく。

だからアルヴィンがなぜ死んだのかということだけに苦しむな。

これはアルヴィンのストーリーではなくて、トーマスの物語なんだよって言っている曲に思えました。

 

弔辞を書くこと、そのために過去を思い出すことはトムのために必要な行動だったんだと思います。

トムがアルヴィンへの後悔や負い目から解放されるために必要な通過点。

先に書いたようにアルヴィンは本物ではなくて、

トムの記憶だったり妄想から作りだされたもの。

本当にアルヴィンがそう思っているかは分からない。(本当の部分もきっとある)

思い出だって、どこまでが真実かはわからない。

そしてアルヴィンの死の真相も分からない。

トムは

そこに自分が関わっているのではないか?

自分があの時こうしていたら、ああしていたら違ったのかもしれない、

という自分の関与の有無が知りたかったし、関与してると思ったから苦しんでいた。

そしてアルヴィンという存在で自分で自分を責めていた?

でも記憶を呼び起こすことでアルヴィンの死を徐々に受け入れていく。 

そしてアルヴィン自体のことも受け入れていっているのかな、と。

 

アルヴィンにとってアルヴィンはジョージで、

トーマスはクラレンスだった。

でもトーマスにとってもアルヴィンはクラレンスだった。

 

お互いがお互いに憧れて、眩しい存在だと思っていたと思います 。

彼らはいつもお互いを見ていたけれど、

本当の心の内は明かしていなかったのかもしれない。

どこか二人ともお互いに引け目があったのかなって。

 

だからトーマスは最初弔辞を書くときに、親友と言うのを躊躇い、友達とした。

でも最後は親友とはっきり言いました。

トーマスはアルヴィンの死を受け入れ、

過去と向き合い、

アルヴィンとも向き合って、

弔辞を書きあげた時にやっと本当に親友になれたのかもしれません。

 

アルヴィンからひらめきを得て、話を書けたトーマス。

でもそのアルヴィンに光を与えていたのはトーマスだった。

君と僕。

それだけ。

 

まとまってないけど結論として。

 

アルヴィンのセリフ 

「人間の脳はすべてを完璧に覚えてるんだって。

すべての瞬間すべての詳細に至るまで。

そしてそのすべてをしまい込んでる。

でもその場にいなかったことを思い出すことはできない。そして君はいなかった。

だから今後は疑問だけが増えていく。

でも知ることはできない。

これが全部。」

(覚え書きなので少し違うかも)

 

This is itを歌う前くらいのセリフだと思いますが、

This is itとこのセリフがとにかくすべてと私は受け止めました。

 

私は2回観たけれどもう1回観たかった作品なので

またぜひ再演してほしいです。

考えがまとまらないし何回も同じこと言ってるだけで申し訳ない…

少しでも私の言いたいことが伝わっていれば嬉しいです!

 

 

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