今日もあなたが大好きです。

一昨年、ある歌手の死を経験しました。

あまりにも突然のことでした。

無論予想もしていませんでした。

 

信じられなくて

当時は、錯綜する情報にただただ祈るしかありませんでした。*1

彼の死が公式で発表されたとき、これは現実なのか?と思いました。

でも夜が明けても夢ではありませんでした。

メイクをしているとき、無意識に涙がこぼれました。

現実味がなくて、そのまま仕事に行きました。

でもトイレに行くたびに泣きました。

それでも、現実とは信じられなかったし信じたくなかった。

 

正直、彼は私の推しではありません。

グループ自体もすごく応援していたわけではありませんでした。

FCには入っていたし、コンサートもあるたびに1回は入っていたけど、熱心なファンではありませんでした。

それでもコンサートでの彼のソロステージにはいつもキャーキャー騒いだし、彼のソロステージ曲が良くて友達にオススメしたこともありました。

私はFC をその時すでに辞めていて、コンサートも2年程行っていませんでした。

FC に入りまくっていたので、整理のために辞めたのですが、その時

「彼らは安泰だな。このままうまくいく!遠くから見守ろう」

と思ってFCを辞めました。

ずっと何事もなく続くと思っていました。

それほど安定していたグループだったし、うまくいっていたからです。

 

永遠なんてないんだな、と思いました。

 

そしてファンの無力さを実感しました。

どんなに好きでも結局は何もできない。

なんの力にもなれない。

彼が苦しんでいたときに、何も知らずに笑っていた。

誰もその苦しみに気付かなかった。

気付いたところで、できることなんて何もないです。

それでも知らなかった罪を重く感じました。

色んなことを後悔しました。

 

あれから1年以上が経ちました。

いまだに、ふと思い出しては泣いています。

書こうと思ったのは、気持ちの整理を少しでもつけたくて、です。

でもまとまらないまんまで乱文になってしまいました。

こんなにも心残りで、苦しい気持ちになるものだとは思わなかった。

あの後から、命の問題を扱うドラマや映画を見ると涙が出てしまう。

彼を思い出して泣いてしまいます。

いつまで泣き続けるんだろう?と思うけど、まだ泣き続けています。

きっとずっとこの気持ちと向き合っていくことになるけれど、向き合うことで彼を忘れずにいられると感じます。

「永遠に覚えていてほしい」というメンバーの言葉を胸に刻んで、彼を永遠に記憶します。

そして後悔しない選択をする。

好きな人に会いたいだけ会って、「好き」だと伝える。

ある今を大切にする。

そう心に決めました。

 

・・・寒いと彼の曲を聴きたくなります。

とても冬に合う曲を。

どうか彼が、幸せであることを願います。

これ以上苦しまなくていいことを。

ありがとう。

ごめんね。

大好きだよ。

お疲れ様。

 

*1:その時はまだ亡くなったという情報と、重体で病院に運ばれた、という情報の2つがありました。